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参加者の声

ご参加いただいた方の声を一部ですが掲載しています。

私たちの思いを実現できるのはここだ。

私たち夫婦が、子供の育つ場としていっぽいっぽを選んだ理由は、大きく3つでした。

  • 第一に、ここでなら自己肯定感を持った人になれそうだということ。
  • 次に、こんな大人の側で育って欲しいと思えるスタッフのあり方。
  • そして、親も共に育ちあっていける場への期待がありました。

選んだ当時は、

「私たちの思いを実現できるのはここだ!」

という直感的なところがほとんどでした。
今は、自分の感性に響くものを信じたことが正しかったと確信しています。
そして、当時は感覚的な選択でしたが、今は明確な理由をもってこの場を選択しています。

大人が丁寧に子供の気持ちを聴き、どんな気持ちも認めてもらえる場がここにはあります。
笑顔や向上心だけが評価され褒められても、涙も沈む心も持っているのが人間。
プラスの面だけを褒められると、褒められない自分を否定し、自己肯定感を削っていく子も多くいます。
ここでは、笑顔も涙も、嬉しいことも悲しいことも悔しさや怒りも、気持ちは丁寧に聴いてもらえます。
存在を丸ごと受けとめてもらえるこの場でなら、自分でいることに安心していられます。

みんなが自分の気持ちを大切にすると、時には他人の気持ちも突き付けられることになります。
自分の気持ちと相手の気持ちがぶつかり、そこからまた様々な感情が生まれ、折り合いをつけることを繰り返す中で、自分の気持ちにも蓋をせず他者の気持ちを思いやるようになります。
ここで育まれるのは、ワガママと言われるような、自己否定と裏表の過大で排他的な自尊感情とは程遠く、他者へのさりげない思いやりをもった自己肯定感だと感じています。

気持ちを丁寧に聴き、存在を認めることは子供だけに限ったことではありません。
ここでは保護者も、自分でいることが保証されています。「心の焚き火会」と呼ばれる気持ちを聴きあう場や、スタッフと一対一で時間をとってもらえるスペシャルタイムにも私は助けられてきました。
けれど、それだけではなく、

「どんな気持ちも受けとめられる。気持ちにイイもワルイもない」

という根底にある考えが何より私を助けてくれています。
私自身評価から逃れられず苦しんでいたのが、一進一退を繰り返しながらも少しずつ軽くなり、今、過去最高に人生を楽しんでいます。
自分の感情に蓋をすることなく、自分の気持ちを感じた上で、子供の気持ちを聴き、お互いの気持ちを伝え合うことで、子供とも心の通う感覚、育児の醍醐味を味わっています。

いっぽいっぽで過ごす日々は、お味噌汁のようなものだと思います。
森の育ち場のイベントでスペシャルな一日を過ごすことから得られるものもあります。
けれど、日々を過ごすいっぽいっぽは、子供の心と体をつくる毎日の食事のようなもの。
園児を通して、親にも兄弟にもお裾分けいただけるお味噌汁。
ここで育つ子供は、人生には晴れの日も雨の日もあることを知っています。
そして、幸も不幸も丸っと人生として受けとめ、自分の心で選び、自分の足で人生を歩んでいける人になると信じています。

いっぽいっぽに長女を通わせるお母さん(Mさん)


ご不明な点あればお気軽にご連絡下さい。

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