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参加者の声

ご参加いただいた方の声を一部ですが掲載しています。

娘がしょうがっこうを卒業する。

娘がしょうがっこうを卒業する。

みちくさに問い合わせたあの日から9年。3歳になった娘と、年少の一年間を母子で過ごそうと決めて、一緒に過ごす場を求めて「森の育ち場 みちくさご担当者様」とガッチガチの書き出しでメールを送ったあの日。アリーさんという見たこともない人(いや、ちょっと見たことはあった)からアッツアツの返信を受け取って、みちくさ参加が決まったあの日。あれから9年、あっという間、というのもちょっと違う。積み重なった時間はぎっしりずっしっり確かにあって、だけど、過ぎてみればやっぱりあっという間としか表現できないようなこの感覚・・・。

娘とともに、私もこの9年間を歩ませてもらった。森の育ち場で、家で、どこにいても娘の歩くその道を、一緒に歩ませてもらった。存在そのものに森の育ち場が染み込んでるような人だなと何度も思ってきた。親の私のほうががたくさんのものを貰って来たなと思う。ついこの間の話をひとつ。

「食べて寝るのが一番。おかゆがいいよ。わたしはおかゆに絶対の信頼があるけ。」と、体調不良で身も心もヘタっていた私に、強く優しくいう娘。おかゆに絶対の信頼がある、と。体調不良との付き合い方が抜群にうまい。どんなときでも大丈夫と感じられる、強さ、安定感。これか!とハッとする。自己肯定感って、自分を信じられるとか自分をOKにできるとか、自分だけに照準あてて考えていたけど、自分の外に信頼を置けること、大丈夫を持っていられることも、自己肯定感の大きな要素かもしれない!この人の強さ、安定感は、一人で自己完結してるんじゃなくて、おかゆから周りの人たちまで、信頼できるものをたくさん持っていて、信頼できるものをちゃんと信頼しているからだ。布団の中、あ~私も今は弱ってる自分はひとまず置いておいて、信頼できる人たちに助けてもらおうと思った。「それに、なによりおかゆはうまいからね~。わたしが弱ってるとき、お母さんが炊いてくれるやろ、あれうまいんよ」と去っていく。軽やか~。

しょうがっこう卒業という大きな節目。そして、続いていく日々の1ページ。きっとこれからも、私は娘の人生の横で、応援したり、やっぱり私の方がたくさんんもらってるなと思ったりしながら歩いていくんだろうなと思う。幸せだなと思う、今。

たくさんの信頼できるものをもっている娘。娘にたくさんの信頼を作ってくれたみなさま、信頼できる人となってくれているみなさま、信頼できる場を届けてくれたみなさま。この場があっての今の娘。本当に本当にありがとうございました!!
(2024.3風の森しょうがっこう卒業生母)


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