転園して気づいたこと
今までは
「こどもの発達を最大限に伸ばす」ことを大事に環境と、関わる人、が大事と思って幼稚園を探してました。
関わる保育者に対してはこどもの時間をその子の発達にとって有益な時間にするような関わりをすることを求めていました。
けど、大事なことはそれだけじゃなかったんだと、森の育ち場での関わりを見て気付かされました。
ここのフィールドは完璧です。
でもただフィールドが完璧なだけの「森」のようちえん、ではありません。
ここは、完璧なフィールドや発達への関わりだけではない。
こどもの心の動きとか、こどもの心の声、その時に感じた想い一つ一つを大切にしてくれる場であり、
むしろ、そこを最も大切にして、本気で向き合ってくれる場でした。
それによって、こども自身も、今まで気づかなかった自分の声を感じて、さらに自分自身の想いを大切にするし、
いいも悪いも全ての思いを味わうことで、それが周りも大切にすることにつながる。
「こどもの発達」ももちろん大切。
でもそれと同じくらいに大切なものがある。と、ここにきて気付かされました。
「わたしが求めていたものはこれだったのか!」と、探してた宝物をようやく見つけた。
そんな気持ちでした。
こどもにある程度人格ができてきて、例えば友達との関わりとか、言い方とか、
違和感を感じる時にどう言葉がけや関わりをすればいいのか、悩むことも増えてくると思います。
森の育ち場の大人はそういう部分に、真正面から向き合ってくれます。
親以上にです。
また親の声にも向き合ってくれます。
親のわたしもさまざまな気持ちを、いいも悪いもなく、聞いて認めてもらえることで、さらにこどもと向き合えると感じます。
親子共々、日々、心の修行をさせてもらってます。
(幼児の部いっぽいっぽ年長児の母)