風の森しょうがっこう(オルタナティブスクール)6〜12歳
◾️2025年度新一年生募集中!
(募集2025年度新1年生若干名。その他の学年は現在募集しておりません)
2025.1現在
フリースクールではなく、
オルタナティブスクールです!
森の育ち場は2020年4月、しょうがっこう(オルタナティブスクール)を開校しました。
学校法人は取得せず、オルタナティブスクールという枠組みでの開校です。
不登校児を対象とした学びの場や居場所とは異なり、既存の枠組みにとらわれず、子どもの育ちをとことん追求する学びの場として活動しています。
オルタナティブスクールとは、公立、私立、“もう一つの選択肢としての学校”として存在しています。
※入学は不登校であるかどうかは関係なく、教育理念にご賛同いただいた方が対象です。
※不登校児が公立小学校へ戻ることを支援するための施設ではありません。
※公立小学校との掛け持ちでの入学は受け入れておりません。
※発達障害などの療育を目的とした施設ではありません。
※当団体のようちえん、幼児の部いっぽいっぽ卒園でなければ入学できないわけでありません。ですが、幼児期の重要性を強く感じています。現在お子様が幼児で、当校を検討中の方はぜひ一度幼児の部いっぽいっぽをご検討くださることをお勧めしています。
●風の森しょうがっこうで大切にしたいこと
風の森しょうがっこうで大切にしたいことを5つにまとめました。
1、褒めない叱らない認める教育
いい大学に入って、いい会社に就職して、勉強もだけどできればある程度運動もできて・・・とこんなふうに子どもを大人の思い通りに育てたいのではありません。かといって、子どもを好き勝手にさせたいわけでもありません。
自分の声、他者の声に耳を傾けることを通して、自分になることを応援したいのです。声、つまり気持ちを聴き合うという営みは、存在そのものを『認め合う』ことです。
気持ちを聴くことは子どもたちの要求・要望をのむことではなく、その根底にあるどんな気持ちも、どんな時も認め、受け止めたいと思っています。
何かができる・できないに関わらず、どんな自分も認めてくれるという経験を重ねることが健全な自己愛、自己肯定感へとつながり、自分で自分の人生を背負い、たくましく歩いていく力になると信じています。
2、主体性の尊重
あらかじめ大人が決めた時間割、係活動などはありません。子どもたち自身の興味関心を起点にすることを大切にしています。
日々の中では一人ひとりがやりたいことを自分で決めることから1日が始まります。自分のやりたいことと他者や全体とのおりあいがつかないこともありますが、気持ちを聴き合い、話し合うことで調整します。そのプロセス自体にも大きな価値があると考え、子どもたちと向き合います。
3、自らの手で作る、創り出す
安い値段でいろいろなものが手に入る現在。既製品をお金で買ってしまうことの方が早いこともあるでしょう。ですが、子どもが育つという点で、安いこと、簡単であること、時短で済むことよりも大事なことがあると考えます。
日々のフィールドや活動で使うものは極力自然のもので作り、あるもので試行錯誤し、可能な限り自分たちの手を動かし、作り、暮らす日々を重ねます。
0から生み出すこと、創り上げること、やりたいことのために身体を動かすこと、人の手を借りること…一つひとつを大切にしたい思いです。
4、地域の中で。人の中で。
風の森しょうがっこうのメインフィールドは壁も柵もなく、校舎もありません。自然の中で毎日活動します。
活動する子どもたちに日常的に地域の方が声をかけてくださったり、畑の作物をいただいたりとたくさんの方が子どもたちに関心を寄せてくださり、嬉しく思っています。地域の中で育つこと、人としっかりつながることを大事にしています。
保護者の方は、いつでも何度でも活動にお越しいただけます。いつもの日常こそぜひ見ていただきたく、また、子どもたちの日常の空気を保護者の方自身に体感していただくことも大きな価値があると思っています。
5、大人も健やかに
保護者の方とは、共に学び、育ち合いたいと思います。親の存在は子どもの成長に大きな影響を与えます。親自身が自分を見つめたり、気づき、学びとなる機会になるよう、月に数回保護者の方を対象とした会に加え、日常的なコミュニケーションも大切にしています。
そんな日常を通して、保護者の方自身が健やかに過ごせることも応援したいと思います。
●風の森しょうがっこうの学習について
「やりたい!」を起点に
「ここからは遊び、ここからは学び」というように子どもたちの活動に対して、遊び、学びと分けず全てを【遊学】と捉えます。大人から見ると遊びに見えることからも子どもは学び、また学びと思うことも遊ぶように主体的に取り組めるものです。
あらかじめ決められた教科の授業はなく、子どもたちそれぞれの興味関心を起点とし、時間割で細切れにしない日々の中、やりたいことを追求、探究、試行錯誤することを大事に過ごします。
大人が学ばせたいことを子どもを楽しませることで学ばせたり、比較競争することで子どもをコントロールするのではなく、子どもそれぞれの興味関心や状況を見極めながら、過不足のないサポートを常に心がけています。
プラン
毎朝全員参加のミーティングでは「今の気持ち(聴いてほしいことや困りごと)とプラン」を聴き合います。プランは今思う、その日にやりたいことを各自表明します。出てきたプランは必ずしも実現できない場合もありますが、その場合もそうしたい気持ちに良いも悪いもないため、気持ちを裁くことなく受け止めます。プランは常に全体で合意をとるのではなく、川に行く、図書館に行くなど全体の動きに関わる場合は全体が納得するようスタッフも含め全員で話し合い、そうでない場合は同じ場所で別々の活動をします。
プランには子どもたちが出すものとスタッフプランと呼ぶスタッフからのプランがあります。スタッフプランは、季節や子どもたちの様子を常に敏感に感じながら、提案します。日々、スタッフ自身も主体的に子ども達に関わります。
「自分は今何がしたいのか」「どんな気持ちなのか」「どう過ごしたいのか」「友達はどんな気持ちなのか」「友達はどんなことに興味があるのか」など自分にも他者にも耳を傾けることに重きを置き聴き合い、そして自分で決める日々を重ねます。
活動が始まると表明したプランをそのまま始める子もいれば、違うことを始めたり、友達の様子を見て影響を受け新しい活動が始まるなど流れるように活動は広がり深まっていきます。表明したことをやり遂げなければいけないのではなく、変化する自分の気持ちに気づくことを大事にしたいと思います。
具体的なプランは、生き物とり、生き物観察、焚き火、ナタやノコギリを使った木工、読書、バスケットボール、野球、おにごっこ、ままごと、走る、一輪車、縄跳び、野菜の収穫など数えきれないほど様々なことに取り組み、名前がつかないような子どもたち独自の活動なども無数に生まれています。
校外へ
メインフィールドにとどまることなく、図書館や博物館、市内の山や川へも積極的に出かけます。
また、年によっては高学年を対象に「ぼくらの旅」へも出かけます。行き先や期間などは子どもたちと共に時間をかけ企画するプロジェクトです。内容はメンバーで毎年変わります。
「ぼくらの旅」という名前の通り、子どもたちが主体で創るという点だけは毎年共通であり、重視しています。
一日の流れ
◾️登下校は、公共交通機関にて自力で通うか、現地まで保護者の方に送迎をお願いしています。
◾️昼食は毎日お弁当をお願いします。遠足のような特別な日のお弁当とは違い、毎日のことです。ハレの日のご飯ではありませんので、肩肘はらず取り組んでいただければと思います。
活動場所
・風の森農園&竹林
・山田緑地
・いっぽいっぽ農園
・のうみ農園 葉山の森
・森の育ち場 事務所
・図書館
・環境ミュージアム、いのちのたび
など
募集要項
対象:小学1年生〜6年生
定員:全学年で18名(縦割り1クラス)
場所:風の森農園(北九州市小倉南区志井)
登校:月〜金曜日(週5日) 土日祝休み。
春、夏、冬の長期休暇あり
費用:入学金50,000円 運営費35,000円/年
学費40,000円/月※きょうだい割引あり
※公立との掛け持ちなど、週数日の登校での入学は受け入れておりません。
入学までの流れ
①入学説明見学会(保護者対象)に参加
(毎年6月、9月頃に開催)
②9/30までに願書提出
③面談
④お子様の5日間体験入学(5日間20000円)
⑤面談
⑥手続き、入学