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森の育ち場について

森の中で自然と遊び、人と心を通わせながら”自分”になっていく場です

代表あいさつ

森の育ち場への想い


森の育ち場という名前は、たくさんの変化と刺激をくれる森(自然)の中で人と人が出会い、集い、成長しあえる場にしたいと思い「森の育ち場」と名付けました。

私は子どもの頃からワクワク、ドキドキすることが大好きで、ランドセルを玄関に投げ込んだらすぐに自転車に乗り、そのまま階段を駆け下りたりしながら近くの川で魚釣りをしたり裏山に秘密基地を作ったりと遊び回っていました。一方で時代はファミコンが普及し始めた頃。友人宅でファミコンに没頭したりもしました。放課後の時間を自分たちでデザインして、それが本当に楽しい時間でした。
当時は子供会も盛んでキャンプなんかもありました。少年自然の家などで行われるお約束のオリエンテーリングや登山に夜はキャンプファイヤーやキャンドルサービス・・・なんとなく疑問を感じていた少年時代。

こうした経験は今の私を形成しているのです。

高校生の頃。夏休みは自転車でテントも持たず野宿で九州一周や四国一周などの旅に出ていました。雨だけならまだしも台風が来て大水害にあったり、別の年は「雨は嫌だなぁ」と思っていたら大渇水になっていたり。とにかく優しいだけじゃない自然の厳しさを思い知らされました。

大学生になり、誰かが決めたプログラムを辿るプログラムドキャンプだけではなく自分たちで自分たちの活動をデザインするフリーキャンプと出会いその可能性を感じました。
ボランティアスタッフをしていた2週間キャンプでのある日のこと。子ども達と晩御飯を作っていて、ふと顔を上げると真っ赤な夕焼け。思わず子ども達と一緒に晩御飯作りはほったらかしで、もっと綺麗に夕焼けが見えそうな高台まで走っていって、あまりの美しさに思わずみんなで叫んでしまったこと。誰かと共有できると感動は何倍にも膨らむんですよね。

だから今、ワクワク、ドキドキを共有したくて、自然と人、人と人を繋ぎ、いろんな気持ちを共有しながら育ち合える場を作ったのです。


子ども達へのキャンプや自然体験活動に関わる中で、人との関わり方に問題を抱える子ども達に出会いました。自分のことを認められずに苦しむ若者達にも出会いました。そんな子ども達も自然の中で「認めらる」体験をすることで大人の思惑から徐々に解放されていくのを目の当たりにしました。しかし、2週間程度のキャンプではその後の日常に帰るとまたすぐ元に戻ってしまうのです。もっと継続的に、日常的に「ありのままを認められる環境」が必要なのだと感じました。それもできるだけ早い時期から。

子どもは本来「健やかに育つ力」を持っています。その力を信じ、子ども達の成長に寄り添うことが大切なのです。
我が子が生まれたらそんな場で育ってほしいと思いました。しかし周りを見渡しても近くには残念ながらありませんでした。

だから決心しました!無いなら創ろう!

こうして我が子の誕生と成長に合わせ、乳幼児の部みちくさを、そして幼児の部いっぽいっぽを、そして小学生の部ちきゅうとあそぼう!などなどを創りました。
全ての事業で「大人の都合のいい子」に育てるのではなく、子どもそれぞれが持つ力を信じ、「自己肯定感・主体性・豊かな感性」を育むことにただひたすらに向き合っています。

私たち森の育ち場と共に育った「自分と他人の両方を尊重して生きる人」が増えることで、誰もが生きやすい社会になって欲しいと思っています。


そして次のステージへ

これまで私たち森の育ち場は幼児教育を中心に事業を展開してきました。我が子が幼児の部いっぽいっぽを卒園し小学校に通い始めたことで公立の小学校の素晴らしさも実感しています。しかしもっと多くの子ども達に私たちの思いを伝えたい、幼児期だけでは足りない!そんな思いが募ってきたのも事実です。

そこで令和2年度春を目標に「オルタナティブなしょうがっこう」を創ることを決意しました。

そこで令和元年の夏頃から実際に動き始めます。
具体的には
・小学生対象のプロトタイプの実施
・勉強会の開催
・支援者の募集

これからも森の育ち場の動きにご注目ください!

2019年4月
特定非営利活動法人 森の育ち場
理事長 蒲原 聖


ご不明な点あればお気軽にご連絡下さい。

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